ノートの切れ端

遊んだゲームの感想などを書いてます。

個人的に心を動かされたPS4ソフト5選

ブログを始めるにあたって、自己紹介代わりにおすすめのゲームの話をしたい!と思ったので、今回はPS4で心に残ったゲームを5つ選んで紹介します。
拙い文章ですが、よろしければお付き合い下さい。

 

1.Life is Strange

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「もしもあの時、別の選択をしていたら」そう思ったことはありますか?

この作品の主人公マックスは普通の高校生でしたが、ある事件をきっかけに「時間を巻き戻せる」超能力に目覚めてしまいます。
このゲームは選択肢によって物語の展開が変わります。マックスは物語の中で様々な選択をすることになりますが、その超能力のおかげで選択の前まで時間を戻すことができるのです。
「さっきの選択肢、相手の反応が微妙だったから巻き戻して別のほうにしよう」なんてことができてしまいます。でもどちらを選んでもマックスが「よく考えて…」とか不安になるようなことを言う!
巻き戻して選択し直しても、それは本当に正しかったのか?考えさせられる作りになっています。優柔不断な私は何回も巻き戻してはやり直し、悩みました。

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個人的には、この作品の大きな魅力は主人公のマックスだと思います。
最初はちょっと内気で地味な女の子という印象でしたが、自分に自信が持てなかったり、将来について悩んだり、等身大の悩みを抱えていて親近感が持てます。
ちょっとひねくれてたりするのもまた可愛い。
また、彼女自身が超能力を通じて沢山の経験、選択をするにつれ少しずつ成長していきます。
マックスが最後にどんな決断を下すのか。是非一緒に見届けてほしいです。

このゲームはとにかく雰囲気が素晴らしく、特にチャプターの最初に流れる導入はBGMも相まって最高にエモい…。

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全体を通して、大人と子供の狭間にある、思春期のモラトリアム的な部分を感じられて、このちょっと切ない感じがとても好きです。

あちこちに調べられるところがあり、マックスが全てにコメントしてくれるのも好きなポイント。

最近の3Dゲームはリアルタッチが主流な感じですが、このシリーズは厚塗りのような優しいタッチで描かれていて、それが作品によく合っていて大好きです。

前日譚の「Before the storm」、続編の「Life is strange2」も名作なので、このゲームを気に入った人は是非プレイしてほしいです!

 

2.十三機兵防衛圏

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「少年少女達がロボットに乗って怪獣と戦う話です」こんな説明をしても、この作品の魅力は1ミリも伝わらないでしょう。

とにかく綿密に練られたストーリーが凄すぎる。
アドベンチャーパートである「追想編」では11人の主人公のストーリーをそれぞれ進めていくのですが、同じ主人公でも時系列がシャッフルされており、読んでるとかなり混乱すると思います。
混乱するんだけど、でもストーリーは自然と頭に入ってくるのがこのゲームの凄いところ。

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読んでると主人公達のストーリーが交差する場面があり、「あの場面はここに繋がるのか!」とピースがハマるのが気持ちいい。そしてまた裏切られる。
何度もストーリーに翻弄されながらも、11人の物語が一つに収束していく様子は圧巻です。

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バトルパートである「崩壊編」は、画面だけ見ると取っ付きにくそうですが、追想編でキャラクター達に感情移入した状態でやると胸熱。
まだ高校生の少年少女達が世界を守るために戦ってると思うと健気で仕方ない。尊い

細部まで描き込まれたグラフィックも美しく、キャラクター達の動きも生き生きとしていて素晴らしいのです。 

少女マンガ的な胸キュン要素がちょいちょいあるのもたまらない。

SF好きな人、ロボ好きな人、グラフィックに惹かれた人、そうでなくてもPS4持ってる人は全員やってほしい名作です。

 

3.DETROIT:BECOME HUMAN

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映画とは違う、ゲームでしかできない体験があると私は思います。このゲームはまさにそれかなと。

舞台は2038年のデトロイト。アンドロイドが当たり前に身の回りにいて、家事などを任せられている世界です。
アンドロイドが発明されて便利になった!というだけではなく、それによって失業率が上がり、人間同士のコミュニケーションが希薄になるといった影の部分もしっかり描かれていて、考えさせられるストーリーになっています。

この作品の主人公は3人のアンドロイドで、順番にストーリーを進めていきます。

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プレイヤーは主人公の動きに合わせてボタンやスティックを入力して操作します。
最初はこれが取って付けた要素のように感じたのですが、しばらくプレイするとこれによって格段に主人公に感情移入できることに気付きました。
「ドアを開ける」などの何気ない動作でも、プレイヤーが実際に操作することでシンクロの度合いがグッと高まります。

キャラクター達は実際の俳優さんがモーションキャプチャーで演じているため、動きや表情が本当にリアル。物語にどんどん引き込まれます。

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また、このゲームはプレイヤーの選択やQTEの成否によって物語が細かく分岐していきます。
選択次第では主要キャラクターが死ぬこともあり、緊張感がすごい…。場合によっては主人公も死にます。
あまり悲惨な展開は見たくない!という方は、難易度をカジュアルにすればQTEが簡単なボタン入力だけになるので、よほどミスしない限りは死ぬことは少なくなると思います。

このゲーム、一度見たシーンをスキップする機能がないので(チャプターセレクトはありますが)全部の分岐を見ようと思うとかなり大変。
ですが、分岐によって展開がガラリと変わったり、細かい台詞の変化もあるので、私は何周プレイしても飽きませんでした。

まるで映画のようなゲーム、でも映画では絶対にできない体験です。

 

4.DEATH STRANDING

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ゲームにおいて、「移動」はとても重要な要素ですよね。
いくらストーリーが良くても、単調な移動時間が長いとダレてしまう。
これは、その「移動」そのものにゲーム性を加えたような作品です。

分断されたアメリカを舞台に、主人公のサムはアメリカ復興のため荷物を運びます。
運ぶ物は復興支援物資や美術品、焼きたてのピザまで様々。
基本的な流れは依頼を受ける→配送先まで運ぶ→そこでまた新しい依頼を受ける、の繰り返しなのですが、決して単純なおつかいゲームにはなっていません。
配送途中には行く手を阻む険しい崖や雪山の他にも、荷物を劣化させてしまう雨やサムを狙う敵などが出現し、一筋縄ではいきません。
出発時には道具を作って持っていくことができます。ハシゴやロープなら崖の登り降りが楽になるし、武器を使えば脅威となる存在にも対抗できるので持っていかない手はない!
ですが荷物を積みすぎると歩くスピードが遅くなり、バランスを崩しやすくなるので悩ましいところ。
どのルートを通り、どんな道具を持っていくか?その取捨選択が楽しいです。

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主人公のサムは寡黙なタイプですが、たまに独り言を言ったり、口笛を吹いたり、鏡に向かって変顔をしたり…操作している時間が長くなるほど、彼のことが好きになっていくはずです。
重い荷物を背負い、よろけながらも一歩一歩進んでいくサムの後ろ姿を見ていると、思わず「頑張れ!」と応援している自分がいます。
困難を乗り越え、目的地に着いて納品した時の達成感は何とも言えません。
移動してるだけなのに、その移動が楽しい。不思議な魅力のあるゲームです。

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また、他のプレイヤーが設置した梯子や建造物が共有されるシステムも特徴的。
自分が置いた梯子を他のプレイヤーが使ってくれ、「いいね」が貰えたりするとやっぱり嬉しい!
そんな他のプレイヤーとのゆるい繋がりも魅力です。

ストーリーも「繋がり」をテーマにしており、主要キャラクター個々のエピソードを絡めながらアメリカを再び繋ぎ直す物語は胸を打たれました。グラフィックもとてもリアルで美しく、見入ってしまいます。
独自の用語が多いので難しく感じるかもしれませんが、話としては分かりやすいはず。かなりしっかり世界設定が作られているので、ゲーム中の資料を読むのも楽しいです。

 

5.龍が如く0 誓いの場所

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龍が如くシリーズ未プレイの時は、「歌舞伎町っぽい町で好き勝手やるゲーム」というイメージでした。実際やってみるとそんなに間違ってなかった。
ただその辺の通行人をボコボコにできるかと思ってたらそこは違いましたね。ちゃんと節度はわきまえてた。

たくさんあるサブストーリーをやるのもよし、賭博するもよし、ゲーセンで遊ぶのも、カラオケするのも、食べ歩きするのも自由!
私は龍が如くをやるとめちゃくちゃ銀だこが食べたくなります。(立ち寄りやすい場所にある)

この作品は『1』から20年ほど前の話で、時系列では一番過去なので今作から始めても問題ないと思います。ただ『1』をやってからの方がよりキャラクターに感情移入できて楽しめるかな。

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バブル全盛期のギラギラした雰囲気の中で、ジャリンジャリンお金を稼ぐのが気持ちいい。
やり込み要素がかなり多く、止め時が分からないくらいハマりました。
バトルもボタンひとつで色々なアクションができて爽快です。

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そんな自由度が魅力のシリーズですが、『0』の見所はなんと言ってもストーリー。
全く別の場所を舞台に2人の主人公を交互に操作するのですが、片方の主人公が追いかけていた謎がもう片方で明らかになるなど、2人の主人公、2つの舞台を使ったストーリー構成が見事。先が気になってどんどん進めてしまいます。

 作品で描かれる「漢の世界」がとにかくカッコよくて痺れます。女性にもおすすめしたい作品です!

そして今作にはラブストーリー要素もあり、中でも「目の見えない女性の手を引いて守りながら追っ手から逃げる」という胸キュン必至の展開があるので是非注目してほしい…!

 

以上5作品でした。
私はそんなに多くPS4のゲームをプレイしている訳ではないので、今後6選とか7選になる可能性もありますが…今のところはこんな感じです。

 

お読みいただきありがとうございました。