ノートの切れ端

遊んだゲームの感想などを書いてます。

Switch/PS4/iOS『Sayonara Wild Hearts(さよならワイルドハーツ)』感想|音楽と疾走するポップワールド

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Sayonara Wild Hearts
Nintendo Switch|ダウンロード購入|Sayonara Wild Hearts(さよならワイルドハーツ)


ポップな色使いが目を引くこのゲーム。
どんなゲームかよく分からなかったけどそのセンスに惹かれて購入しました。Switch版です。
 

オープニングの後、格好いいイントロに合わせてメーカーロゴが表示されてすごく気持ちが高まります。

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しかしその後出てくる「渾身の新作」という文字に「お、おう…」ってなる。そこは別に翻訳しなくてもよかった気がする。

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それは置いといて、曲に合わせてハートが鼓動するこのタイトル画面からしてもう素敵ですね。このタイトル曲が一番好きです。

 

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とある一人の少女が失恋し、少女の絶望によってパラレルワールドの均衡が崩れてしまう。少女がその世界に導かれると、そこでは覆面ライダーとしての別の自分の顔があった。少女はライダーに変身し、世界の調和を取り戻すために爆走する!…みたいな感じのストーリー。ただゲームをやってる時はどういう話なのかよく分からず…ゲーム紹介を見てから「そうだったの!?」となりました。冒頭の翻訳が分かりにくいのもあるのかな…。 
しかしこのゲーム、頭で理解するより心で感じろ!みたいなゲームなので問題なし。

 

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基本的な操作は、画面奥に向かって走る主人公を左右に移動させ、ステージにあるハートを取ってスコアを稼いでいきます。ステージによっては障害物や敵の攻撃を避けながら進みます。ギリギリで避けるとスコアUP。
ステージクリア時のスコアによってゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で評価されます。

 

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ポップな音楽に包まれながらポップな世界を駆け抜ける気持ち良さが素晴らしいゲーム。
音楽もどれも素敵で耳に残ります。
ミュージックビデオを意識して作られているらしく、映像、音楽、ハートを取ったときの効果音がシンクロしてとても気持ちいいです。
ノリノリの音楽を聴きながらハートを集め、街や森を疾走していると、物語の世界に入り込んだような感覚になります。より没入感が高まるためヘッドホン推奨。

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色使いやキャラクターの決めポーズなど、映像の端々からセンスが伝わってくる作りです。
基本的にはランアクションですが、途中でシューティングっぽくなったり、1拍ごとに画面が切り替わったり、音楽に合わせてボタンを押すパートがあったりとバリエーションは多彩。ステージによってしっかり変化がつけられています。

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障害物や敵の攻撃に当たったり落ちるとミスになりますが、少し前の地点からすぐに再開できます。
しかし初見では難しい部分も多く、そこは何度もやり直すことになるため、爽快感重視のゲームなのにちょっとテンポを損ねてる印象。
簡単にしすぎると見てるだけになっちゃうし、確かに難しい箇所を1発クリアできると気持ちいいんだけど…こういうタイプのゲームだと難しいですね。
同じステージで何度もミスするとステージをスキップできるようになる救済措置もありますが、スキップするとそこの音楽と映像は楽しめないので、できれば使いたくない…。
ただ、ミスしてもスコアが減るなどのペナルティがないので気楽に遊べるのは好きでした。

 

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1周クリアするまでは1~2時間ですが、全ステージゴールドランクを取ると解放されるモードがあったり、各ステージにいくつか置かれているコインを集めるなどのやり込み要素もあり。ゴールドランクを目指すとかなりシビアな操作が要求されます。

また「星座の謎」という、謎解きになっている実績も多く用意されているのですが…これはかなり難しいです。あくまでオマケ的な要素かな。

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時速200マイルで爆走しながら作り手のセンスを叩きつけられるようなゲームでした。
最終ステージの演出も良かった。
このセンスに惹かれた人は、CD1枚買う感覚でポップな世界に足を踏み入れてみてください。